あいさつ
愛知県立岡崎聾学校長
能田 康雄
愛知県立岡崎聾学校のホームページを御覧いただき、ありがとうございます。
本校は明治36年(1903年)に開校し、今年度創立120周年を迎える全国で8番目に古い歴史と伝統のある聾学校です。
今年度は、全校幼児児童生徒109名、29学級でスタートしました。
学区は西三河全域で、9市1町(岡崎市、豊田市、西尾市、安城市、刈谷市、知立市、高浜市、碧南市、みよし市、幸田町)の聴覚障害教育の拠点校となっております。
校訓「ゆたかなことば あかるい心 たくましいからだ」のもと、変化の激しい社会をたくましく生きる力を育むために、基礎的な学力や豊かなコミュニケーション力を身に付け、体験的な活動を通して困難に立ち向かう強さをもつように取り組んでいます。
高等部卒業生の中には、大学に進学し、聾学校の教員になった者や市役所で働いている者もいます。また、地元の自動車関連企業に数多く就職し活躍しています。昨年度は、本校卒業生がブラジルで開催されたデフリンピック(聴覚障がい者のオリンピック)に陸上競技の日本代表選手として出場しました。また、在校生も今年7月に台湾で開催される第1回世界ろう者ユース卓球選手権大会日本代表として出場予定です。
部活動では、一流アスリートに指導をしていただいています。バレーボール部はVリーグのジェイテクトの選手に、陸上競技部はトヨタ紡織の選手に指導をしていただいています。本物の選手のプレーや走りを間近で見てアドバイスをいただけることは、生徒にとって大きな刺激となっています。昨年度は全国聾学校卓球大会で男子卓球部が団体戦において全国優勝を成し遂げました。また、東海地区聾学校バレーボール大会においても、男女アベック優勝に輝きました。どちらも岡崎聾学校の長い歴史においても初の快挙となりました。
最後になりますが、令和元年10月の学校ブログを開設以来、多くの方々に閲覧していただき、本校に関心を寄せていただいていることに感謝しています。今年度も、学校ブログやホームページを利用して、岡崎聾学校の魅力を発信していきます。幼児児童生徒がわくわくして通いたくなる学校、夢や目標にチャレンジできる学校、多くの方々に応援していただける学校になるよう、教職員一同努めてまいります。
今後とも保護者、地域及び関係機関等の皆様の御理解と御支援をよろしくお願いいたします。
学校ブログと併せて御覧いただき、御意見や御感想をお寄せいただければ幸いです。
令和5年度学校経営方針
沿革
明治36年6月 | 岡崎町大字康生で一軒の家を借りて開校、初代校長は佐竹政次郎 |
大正8年 | 旧廣幡学校(伊賀町西郷中)に移転 |
大正14年 | 学則の一部を変更 口話式教授法を使用 |
昭和22年 | 愛知県に移管され愛知県立岡崎盲唖学校と改称、聾唖部職業科に理容科、被服科を設置 |
昭和23年 | 盲聾が分離、愛知県立岡崎聾学校と改称 |
昭和24年 | 学則が変更 幼稚部、小学部、寄宿舎が移転 |
昭和28年 | 創立50周年記念式典挙行 |
昭和40年 | 岡崎市西阿知和町移転 幼稚部、小学部、寄宿舎が移転 |
昭和41年 | 学校本部と中学部が移転 |
昭和47年 | 高等部本科専攻科が移転 |
昭和47年11月 | 創立70周年記念式典挙行 |
昭和54年 | 校訓を制定 |
昭和56年 | 校歌を制定 |
昭和57年 | 高等部に普通科を設置 |
昭和58年6月 | 創立80周年記念式典挙行 |
平成5年11月 | 創立90周年記念式典挙行 |
平成9年 | 特別普通教室棟(東校舎)新築 |
平成13年 | 普通教室棟(南校舎)渡り廊下を新築 |
平成14年 | 韓国の大邱栄話学校と姉妹校約定締結 |
平成15年11月 | 創立100周年記念式典挙行 |
平成31年 | 普通教室に空調設備を設置 |
令和元年 | 特別教室に空調設備を設置 |
令和元年9月 | 国立学校法人筑波技術大学との連携協定締結 |
令和元年12月 | 教室、特別教室に空調設備を設置 |
令和3年 | ペンタゴン・プロジェクト指導 |
令和4年 | 西尾・安城方面からスクールバス運行開始 |